今の職場でもっと自由に働くための工夫

わたしは大学は留年したけど、教員試験には運よく一発で合格しました。典型的な教員にでもなるか人間だったため、最初の頃はそんな甘々なわたしを歯がゆく思われた先輩はきっと多かったと思います。自分自身公務員…ましてや教員には向かない、フリーランスな人間だったと思います。

自分自身も、留年していなかったら、大学院に行ったり、海外で働いたりなんかして、ゆっくり就職するつもりだったのですが、親孝行のために一生懸命勉強して教員になりました。するとこの仕事が生涯やりたい仕事になって、これからも頑張ってやりたい仕事になりました。

教科が商業での採用だったので、同僚には、社会人経験者がかなりいます。そういう同僚はとてもパワフルだったり独創的だったり、経験を糧にして生徒に話題を提供していたりします。アルバイト程度の経験しかないわたしでは太刀打ちできなくて、若い頃は本当にうらやましかったです。こんなことなら一発合格しなきゃよかったと思ったくらいです。

教員という仕事は、堅い、型にはまった仕事のようですが、自由に独創的に働いている同僚をとてもうらやましく思うし、わたしもそうでありたいと思っています。「今の職場でもっと自由に働く」ことはわたしの目標でもあります。役付きなので自分で時間を調節することができます。仕事の量は多くても、自由に働くという発想は持てる気がしています。必要なこととそうでないこと、工夫すればもっと短時間でしかもうまくできることはとても多くて、さらにそれが職場全体にかかわることであれば、言うことなしですしね。

やらなければならないと考えるよりも、自分の糧になって生徒のためにもなっていると考え方を変えていくことや、同じやり方に固執せず、自分なりに工夫していくことは、わたしの常に気を付けていることです。興味のあることには常に首を突っ込むことも年を取ると図々しくなって平気でできちゃいます(笑)。邪魔しないように、少しは役に立つように。

わたしの武器はICTだったり、支援学校で働いている今は、娘が障害者であることだったり、旅行好きであちこち行ったことがあること…あたりかな。そこをしっかり磨いておくことを心がけてます。大好きなことで役に立てれば、職場での居心地はいいはずです。職場での居心地がよくなると、自由に働けるんじゃないかなあと思ってます。

ちなみに苦手なことは、会議とかスケジュール管理とか机上整理ですね。会議は最近ほぼ司会なので、眠くならないし、スケジュール管理はスマホと1人1台Ipadと手帳とパソコンメモボード…これでもかって感じで管理してます。机上整理は月に1回大掃除して、他は目をつぶるという荒業で、常にいい感じで机上はきれいです。資料はバンバンデジタル化し紙はすぐにファイリングかシュレッダーです。苦手なことをどうにかするために30年かかってますよ。